WESCOブーツの最大の特徴はというとステッチダウン製法が一番に挙げられると思います。
アウトソール周りを走る00番手の極太の糸にはたっぷりと固形の蝋が染み込みながらミッドソールはもちろんのことラバーソールの底まで貫通しています。
これによりソールの剥がれはまずあり得ないというレベルに引き上げられます。
また上記画像の2本に縫われた白い糸がWESCOのアイコンにもなっていると思います。
ちなみに下記の画像はというとアウトソールのステッチは1本となっています。
ソールによって縫い分けています。
説明すると、#1010ソールやその他の一体式ソールは踵だけの交換が出来ず、常にオールソール交換となります。
一体式ソールは分離式のソールより耐摩耗性では1歩譲るといえるでしょう。
このことからオールソール交換のサイクルが若干短くなります。
オールソール交換ではステッチを抜いての作業となります。
そうなるとアウトソールのアッパーの縫いしろ部分を2本縫っていることによってこの部分にダメージを及ぼすと考えられます。ダメージによってはリビルドが必要となり大掛かりな修理となりますからなるべくこの部分には負担をかけたくないのです。
ソール剥がれの強度的には1本で縫う分、2本で縫うより余計に、ちなみに踵まで完全に一周ステッチを走らせていますのでご安心ください。(ソールによって若干縫い方を変えていますが強度は十分といえます)
アウトソールのステッチングに関しては別の機会にもう少し解説していこうと思います!
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