2013年09月07日

ステッチダウン製法であるということ

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最近は突然の雨が多く、出掛ける際に傘を持って行くかいかないか、服装は?はたまた交通手段は?と色々悩まされている方も多いと思います。そんな時でも僕らの足元は決まってWESCOブーツであり、普段は当たり前過ぎて忘れていますが、防水性の高さによる恩恵を受けています。よくよく考えてみるとどんな靴を履いて出掛けるか?という悩みからは解放されていることに気付かされます。
WESCO社が頑なまでに守り続けるアメリカのワークブーツの伝統と呼べるステッチダウン製法は、そのシンプルかつ強固な造りでソールの剥がれへの強さだけでなく気密性の高さを生み、この製法こそが少々の雨にはびくともしないWESCO製のブーツたる所以とも言え、そこには多くの理由があります!
良い機会ですので今回は改めてステッチダウン製法のことを詳しく紹介していきたいと思います。
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ブーツをカットした断面を見ると、まずは特に痛み易いヴァンプ(つま先)とカウンター(かかと)にとても肉厚な革を2枚使用しているのがわかりますね。それだけでも他ではなかなか見ることの出来ない製法で強度は比較になりません。さらにステッチダウン製法の仕組みが詰まったヴァンプ(つま先)を拡大してみます。
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2枚の革の間に型崩れを防止する樹脂を挟んだ構造で、内側の革はインソール内に巻き込み、外側の革がそのまま引っ張り出されてミッドソール、さらにはビブラム社製のラバーソールにまで直接縫い合わされています。上からすっぽりカバーをしているような状態で水が入りそうに無いのは明らかでしょう!さらに、写真の断面は#100ソールが付いていますが、靴底のラバーソールの上にとても厚さのあるミッドソール→同じ厚みのインソール→スリップインサート(中敷き)と積み重なり、地面から足が直接触れる中敷きまでは、つま先部分で何と約3cm!にもなります。ダブルミッドソールになると、さらに厚みが増すのです。これほど厚みのある素材を一つ一つ、本物のハードワーカー達が履き込むことのできる強度で作り上げているからこそ、足馴染みが良くクッション性に優れ、高い耐久性を兼ね備えたブーツとなるのです。
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大量生産には向かず手間の掛かるWESCOのステッチダウン製法ですが、ウエスコブーツを製造しているオレゴン州は乾季と雨季に分かれ非常に雨の多い地域であり、そんな土地柄、防水性と耐久性に優れたブーツは必需品であり、必然とも言える製法なのです。


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2011年03月29日

Leather Laces

今回はお客様からお問い合わせの多いレザーレースを紹介します。
レザーレースは熱に強いため、ナイロンでは溶けてしまうような過酷な状況で効果を発揮します。
つまり消防士、WESCO社では森林消防隊が愛用する"FIRESTORMER"に標準装備されます。

"FIRESTORMER"
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消耗品ですので単体での販売もしており、現在ではカラーが3色、長さも3種類ご用意しています。
参考までにスタンダードなブラックの"JOBMASTER"に装着してみました。

ブラウンレザーレース
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ブラックレザーレース
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ホワイトレザーレース
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それぞれの用途や好みに応じて選択可能な、お気軽にできるカスタムのひとつですね。


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2011年03月24日

リビルド その2

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WESCO社では独自のリビルドシステムによる修理のサービスを実施していることご存知ですか?
徹底的に履き込まれたブーツをまた現場で活躍させる為に、バラして再構築していきます。
この際、元に戻すのはもちろんのこと、以前と違う仕様に造り変えたり、さらにはサイズの変更すら可能です。
どのような修理が可能か?は全国のディーラー、または直営店まで直接ご相談ください!
posted by Wesco Maeda at 10:19| 東京 ☁| Wesco Boots. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月04日

カスタムの幅 その8

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新たなカスタムの幅としてレースブーツのトップフェイシングの選択を可能にしました。
ひとまず、レザーライニングカラーがすべて選択出来ます!
画像はバックスキンレザーカラー。
バックスキンといっても"鹿革"ということではなく"鹿革のような見た目の"という意味も有りますのでその点お間違いなく。
オプションに対する詳細は直営店及び全国ディーラーまでお問い合わせ下さい。
posted by Wesco Maeda at 21:40| 東京 ☀| Wesco Boots. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月08日

サイズ選びへの洞察 その2

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ブーツを選ぶ時、悩む事といったらなんですか?
レースブーツなのか?プルオンブーツなのか?革の色は?ソールは?などなどカスタムの幅が他社に類を見ないほど広いWESCOブーツでは一足のブーツのオーダーを作るのに多くの事を決めていきます。しかしこれは悩みというより楽しみともいえるでしょう!
では改めて悩む事と言ったら?
店頭に立っているとサイズについての心配を耳にします。
ということでサイズ選びへの洞察 その2をはじめましょう!
世の中には多くのブーツカンパニーや靴メーカーが存在しますがラスト(木型)に基準や国際的なルール等といったものは今だ存在していません。
ということは他社のサイズは全く参考にはならないということになります。たとえば足長だけをみてアメリカ製のブーツサイズがUS 8だとかと言うことは出来るかもしれません。しかし横幅や側面のカーブ、土踏まずへのカタチ等、各メーカーが創意工夫してラストを考えていますし門外不出でまず公表していませんから、これが各社リンクしていないことは容易に想像出来るでしょう。たとえばWESCOブーツの中だけでもカスタムに伴い使用するラストの変更でサイズが変わってくることは前回の"サイズ選びへの洞察 その1"で触れました。
また、大抵のメーカーではサイズ(足長)に対して1つか多くて2つのワイズ(甲周り)の用意しか無いのですがWESCO社では各サイズに基本9刻みのワイズをご用意しています。
簡単に補足するとサイズといわれる縦幅がどの靴もだいたい5mm刻みというのは皆さんもお分かりと思いますがワイズ(甲周り)もおおかた6mm刻みで9つのワイズを選択出来るのです。
さらに、足のサイズの計測用のディバイスだけでサイズを出すことの危険性にも触れておきましょう。
実寸を計って実寸のサイズが解ることとブーツのサイズを出すことは決してイコールではありません。ディバイスの数値を基にWESCO社のラストの特徴を当てはめ精査し個々のサイズを見つけていくためのあくまで参考にはなりますが。
ひとりひとりの足の特徴はもちろん考慮に入れつつ、使用の仕方についても使用者とディスカッションしながら店頭に用意している数多くのサンプルブーツにも実際に足を入れていただき最善のサイズを見つけていくことが最良のブーツと出会う為のプロセスといえるでしょう。
とはいえ、サイズで悩むのは我々の仕事、気軽にお店まで足をお運びくださるのをお待ちしています!
posted by Wesco Maeda at 17:42| 東京 ☀| Wesco Boots. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月26日

リビルド

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WESCO社が世に良質なワークブーツを送り出し続けて90年以上が経ちますが、その製造年数と生産数に比べて中古やビンテージの市場に出てくることが極端に少ないと思いませんか?
これには幾つかの理由があると思います。
なによりその多くをハードワークの現場に納品し続けていること、その時代の社会情勢等で納品先は時代時代で変化していきますが、時に現在は林業(ロガー)と電力会社(ラインマン)が主流です。
つまりWESCOブーツは現在でも変わらずハードワークのなかで彼らの一生の間で履き潰していくブーツだということ。
そして履き潰されたかにみえたブーツでもWESCO社に戻ってきてWESCO独自のリビルドシステムによってよく馴染んだシャフトはそのままに痛んだパーツは交換されて、その履き込んだ本人の元に帰っていきます。
よってブーツを手に入れた1人の足元を守るという役目を最後まで全うするブーツであり続けることがWESCO社の望みでありWESCOという名がその信頼の証だということをハードワーカーは知っているのです。
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2010年02月04日

ストレッチャー

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ブーツに限らず靴は足に馴染ませるという作業が必要となります。
WESCOブーツは新品の状態ではこんなに分厚いレザーがみるみるうちに驚く程柔らかく馴染んできます!
履く頻度にもよるのですべての人がすぐに体感出来るとも言えませんがワークブーツとして日がな一日履けている人には馴染んでいく様をかなり早くに感じ取ってもらえるでしょう。
ただし、馴染んでいくこととサイズが合わずに無理矢理形崩れさせることとは違います。
この点、注意を!
WESCOブーツではサイズだけでなくワイズも基本、それぞれのサイズにAAA~EEEと9刻みで用意していますからストックサイズからジャストな1足を選び易いと思います!
しかしプルオンブーツではそれだけでは不十分!足の縦幅と横幅はサイズ、ワイズで合わせるとしてもう1つ重要なのは甲から踵までの距離なのです。
更にこの部分は履く人自身が押し伸ばしてその距離をつくります。
余談ですがジャストサイズに近い新品を試着すると踵が"ずりずり"とズレる様に感じると思います。"ぱかぱか"ではなく"ずりずり"これがポイントです。
プルオンブーツではこの甲の部分を押し伸ばして初めてジャストサイズが生まれます。そうなると甲でブーツがきちんと止まり、足がブーツの中できちんと収まり踵の浮きも気にならなくなるでしょう。
ということで単純に『革は伸びるから小さめを買う』というのは間違いです。
必要な部分を自分自身の足に押し伸ばしてください。
でも人それぞれ痛みの感じ方に違いが有ります。どうしても痛くて我慢出来なければストレッチャーで強制的に伸ばしてしまう手もあります。
微調整が利かないので出来ればご自身の足で伸ばしてもらったほうが得策ではありますが。
馴染ませ方のアドバイスもWESCOディーラーもしくは直営店にお気軽にご相談下さい!



posted by Wesco Maeda at 13:53| 東京 ☀| Wesco Boots. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月26日

メンテナンス その1

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防水性の高いレザーではWESCO社で基本のメンテナンスオイルとなる"BEE OIL"をも弾いてしまいます。
そこで特に高い防水性を備えたBKF,BKN(ブラックノーチラス)には"SILICONE PROTECTANT"をお使い下さい!
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オイルを入れる前に、まずブーツ全体の汚れをブラシ、軽く湿らせた布などで取り除きます。レザー専用シャンプー等を使用してもよいでしょう。
汚れを取り除かずにオイルを入れてしまうと、汚れを閉じ込めてしまい、革を劣化させてしまう恐れがありますのでめんどくさがらずにしっかりとケアしてください。
その後適量のオイルを表面に塗りのばしていきます。綿棒等を使って塗っていくのが無駄が少なくおススメです。
浸透性の高い"BEE OIL"と違い表面に皮膜をつくる様に塗って貰って乾いたらOKです!
この"SILICONE PROTECTANT"は高い防水効果が得られます。また、他のレザーに使用することも出来ますし、防水性が増し効果的です。
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BKNレザーを使用したジョブマスターもすっかり綺麗にメンテナンスされました!
このブーツはひとまず撮影スタジオに持ち込まれます。
詳細は後日!乞うご期待。
posted by Wesco Maeda at 20:23| 東京 ☀| Wesco Boots. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月19日

サイズ選びへの洞察 その1

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ブーツを選ぶ時、悩む事といったらなんですか?
レースブーツなのか?プルオンブーツなのか?革の色は?ソールは?などなどカスタムの幅が他社に類を見ないほど広いWESCOブーツでは一足のブーツのオーダーを作るのに多くの事を決めていきます。しかしこれは悩みというより楽しみともいえるでしょう!
では改めて悩む事と言ったら?
店頭に立っているとサイズについてそのような心配を耳にします。
エンジニアブーツの"The Boss"を例に挙げると、カスタムに応じてなんと!6種類のラスト(木型)を使い分けます。
大抵の場合、ボクらがサイズを見る時はそれぞれのラストでサイズを変えていきます。
つまり『あなたはWESCOのサイズで8Eです』という言い方は無く、1足1足のWESCOブーツに最適なサイズがあるということです。カスタムによって使用するラストが変わり、それによるサイズ感の違いを考慮しながら、また、そのブーツの使用者の使い方やサイズの好み等を汲取りながら最適なサイズを探し出します。
なお、このラストの使い分けはお選びするソールによっても変わります。これについては過去の記事より"ラスト(木型)の考察" "Wescoブーツのラスト(木型)!"にも解説がありますのでそちらをご覧下さい!
と、ここまで説明してきましたが、どの仕様でどのラストを使うのかということはボクらが理解していればいいことです。
サイズで悩むべきはボク等の仕事です。
足を見せてもらい、ライフスタイルや履き方をしっかりとディスカッションして最適な1足になるようサイズを導きだしますから、サイズについては安心しておまかせいただきWESCOブーツについて悩むべきは自分の好みをカスタムに反映させることでしょう!
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2010年01月07日

ステッチダウン製法ということ その2

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ステッチダウン製法については以前に解説がありますのでご参照ください!
"ステッチダウン製法ということ" →http://wescojapan.seesaa.net/article/54168971.html
今回の記事はその続きです。
アウトソール部分に縫い合わせたステッチはミッドソールを貫通して靴底にまで達します。
たっぷりと米国製の固形のワックスが浸透したステッチは抜群の強度を持ちます。
また、靴底での横糸が摩擦で切れることは強度低下には特に問題有りません。
なぜなら、その縦に打ち込まれたステッチが1本1本、釘の様な役目を果たすことこそが重要だからです。
この製法により抜群の強度が生まれるわけですが、ハードワークブーツに最も適して重要なことのひとつである”ソールが剥がれることがない”といえるのです。
しかし、これには幾つかの例外があります。
#100ソールのダブルミッドの場合、単純にステッチャー(ソール縫い付け用ミシン)の幅に入らないことからステッチが靴底まで貫通しません。
#1010ソールではそのゴム自体が柔らかすぎてステッチが効かないのでステッチが靴底まではいりません。(修理限定の#4014も同じです)
この場合、圧着となり結果"絶対にソールが剥がれることはない"とはいえません。
もちろん道具としてなにを優先するか?ということで、このソールの組み合わせもありでしょう。ただしすべての守備範囲を網羅出来る道具というものは無いわけで、例えばソールの剥がれについて重きをおけばこの組み合わせは選ばないで下さい。
より強いトランクションやクッション性が必要なら選択肢のひとつとなるでしょう!
個々の使用の仕方をお考えいただいてそれぞれのライフスタイルやワークスタイルにあった選択をしてください!
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2009年12月27日

カスタムの幅 その7

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2年程前からラインナップに加わったピンクレザーですが、これには使用制限がありました。
しかし今期より全部位にこのピンクレザーを使用する事が可能となりました!
新たなカスタムの幅となるでしょう。
カラーが気に入ったなら是非カスタムに取り入れて下さい!
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posted by Wesco Maeda at 19:32| 東京 ☀| Wesco Boots. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月24日

ラスト(木型)の考察 その1

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最近、掲載したラストについての記事が面白かった!という声が多数寄せられました。
改めて考察してみようと思います。
通常目にすることの無いものですが、ブーツ造りにおいては、そのラストに革を巻き付けてブーツ自体を作っていく訳ですから、そのカタチがすべてを決めていくと言っても過言ではないでしょう。
上質でオイルのたっぷり入ったレザーは熟練の職人達に見事に縫い合わされてラストに巻かれていきます。
このラストでサイズがきまり、またWesco独特のカーブが付き、Wescoらしいシルエットが完成します。
ラストはブーツの完成まで内部にとどまり、その後ミッドソールやソール、ヒールと職人の手によって打ち込まれていきます。
また特にステッチダウン製法ではソールのリペア時にWesco社で使用しているラストが無ければサイズや履き心地が変わってしまう非常に重要なパーツと言えます。
とまあ前口上はそれぐらいにして、単純に見比べてみましょう!
左からNo1が基本となるボストゥのラストです。2番目がロアヒール、3番がMPトゥとなります。サイズは同じです。
つま先のカタチとその反り上がり具合、土踏まずのカーブにその違いが見てとれると思います!
ちなみにMPトゥもロアヒールになりますが、そのつま先の尖り具合と厚みはそのラストを見比べると違いは一目瞭然だと思います。
最近、なにかと話題の"Narrow Wesco Engineer Boots"もつま先のカタチはこのMPトゥを参考に調整し、それだけではロアヒールになるので踵側は全く別のものに交換しながら全体を微調整して完成させた渾身のラストです。

ラストの話は面白いですか?面白ければまたメールかスタッフにでもお伝え下さい!
反響があれば2回目もあるかもです!

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2009年08月24日

カスタムフィット

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WESCO社では基本ストックとしてUS 2~16のサイズをご用意しています。
日本サイズで言うと20cm~34cmといったところです。
これに通常ワイズ(甲まわりの横幅)がAAA~EEEまで9刻み用意しています。
これで殆どの方に満足頂ける様サイズ選びが出来ると思います。
サイズ選びはご相談ください!複数のラスト(木型)をカスタムによって使い分けますからそれぞれのブーツにジャストなサイズを探さなければなりません。カスタマーオリエンテッドの考えからもスタッフに相談頂いて最善の1足を探していただきたいと思います。
また既存のサイズでは収まらない、この外側のサイズの方もいらっしゃるでしょうが、その場合でもラスト(木型)の製作にて対応することが可能です。
この場合をカスタムフィットと呼びます。
足の採寸を十数箇所計測していきこの数字をもとにラスト(木型)を製作していきます。
採寸データはWESCO本社で半永久的に保管、次回以降のオーダーにも生かしています。
当然、既存のサイズに収まらない方には大きなメリットでしょう。
また両足同じ大きさの人はまず居ません。左右で違うサイズのブーツをオーダー出来ることがメリットといえるでしょう。
カスタムフィットについては改めて詳しく解説したいと思います。
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2009年08月18日

WESCOブーツが完成したら…

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オイルドレザーがスタンダードとなるWESCOブーツでは、全てのブーツがアメリカ本国のオレゴン・スキャプースにある工場で製造され、1足1足が多くの手作業で構築されています。
そうして出来上がったオイルドレザーのブーツは、専用オイル(NEATSFOOT OIL)の浴槽にブーツの半分辺りの高さまでドブ付けされます。
画像はオイルに浸けられた後、ずらりと並べられて余分なオイルをきっている所です。
オイルにドボンと浸けることにも驚かされますが、中に染み込まない気密性にもビックリします。
乾いたら仕様書を確認しながら箱詰めされ、世界中のWESCOファンのもとに届けられます!
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2009年08月16日

Vibram USA #705

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現在、WESCO社ではVibram USA社の製造するアウトソールの中から10種類を厳選してカスタムの際にお選び頂けます。
ハードワークブーツカンパニーとして最低限の耐摩耗性能を念頭に置きラインナップを取り揃えてあります。耐油性、耐火性等、使用用途や作業現場に合わせてお選びください。
さて、この中でひとつ毛並みの違うソールといえるのが 画像にあげた#705だと思います。
優れた屈曲性と軽量さが売りのこのソールは土踏まずが漉かれて薄く構築されていて、見た目でいうとクラシカルな、例えるならばウエスタンの様なルックスです。
ブーツを裏返して見てみると、一風変わったステッチングが施されているのが見てとれるでしょう!ブーツファンの方は一度は目にしたことのある人も多いのではないでしょうか?
当然、ソールの剥がれを防ぐ為のステッチングなんですが通称”ボブステッチ”と広く呼ばれています。他社のブーツにも時折この”ボブステッチ”は今では見ることが出来ます。
ではこの”ボブ”とは誰のことを指すかご存知でしょうか?
このステッチ方法を考案したのは他でもないWESCO現会長ボブ・シューメイカーです!
彼は創設者の息子であり、靴職人としてWESCO社で働き1970年から30年間、社長として生産、商品流通の面で大規模な改革を行いました。ボブは優れた経営手腕と同時に最高の職人の1人でした。そしてこの”ボブステッチ”も彼が考えだした技術のひとつです。
高齢の現在でも職人気質な威厳を感じさせる佇まいには彼の肩に乗る一世紀近いWESCO社の歴史の重みを感じます。
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posted by Wesco Maeda at 16:05| 東京 ☀| Wesco Boots. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月07日

バックルの選択

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WESCO社製のプルオンブーツの代表としてエンジニアブーツ”THE BOSS”がありますが、このモデルは特徴としてスタンダードで2本のストラップを有します。
ストラップを止めるバックルが付く訳ですが、既存のバックルがブラスとニッケルで2色あります。この他にローラー付きバックルを4色用意しています。
ブラス素材の型抜きで製造しているので手間と引き換えに良い雰囲気に仕上がっています。
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それともうひとつ、ウエスコバックルがお選び頂けます!
他のバックルより少し大きめなつくりで目を引きます。
ストラップはあくまでも補助的な役割ではありますが、意外と調整が利くともいえるでしょう。実用性+ブーツの見た目の表情を変える部分でしょうからお好みで7種類から選んでみてはどうでしょう?
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posted by Wesco Maeda at 13:57| 東京 ☁| Wesco Boots. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月29日

バーラップエクスプローラーのメンテナンス

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昔からライダースジャケットといえば黒が定番です。あっても茶色ぐらいです。
レースシーンが商業的になりスポンサーのカラフルなカラーリングがサーキットを彩り始めた頃、それはストリートにも波及していきました。時は過ぎ、今では革の鞣しの技術も多彩になり様々なカラーのレザージャケットを目にすることが出来ます。とはいってもライダースジャケットはといえば圧倒的に黒が多いのはファッション的な好みもさることながら、単純にオイル等の汚れが目立ちにくいという一点に尽きるのではないでしょうか?オートバイを日頃の足としている人は同意してもらえるかと思います。同じ理由で気がつけばTシャツも黒が多いんじゃないでしょうか?
それはハードワークブーツにもいえることです。
同様の理由で昔からワークブーツといえば黒か茶系が定番になります。
で、日本限定カラーとなるバーラップエクスプローラー(ベージュ)はそんな理由からあんまりお薦めしません。
最初のレザーカラーをキープすることはまず無理です。オイル染みが目立ってしまうのでブーツ製造時にはミシンのオイルを止めて縫製し、ソールのステッチャーも同様に潤滑油を止めて縫い合わせていきますので非常に手間がかかります。
通常なら1足のブーツが完成するとビーオイル(WESCO純正のメンテナンスオイル)の浴槽に浸けてたっぷりとオイルを染み込ませるのですが若干色味が変わるのでそれも出来ません。
また汚れをアジだと思える方には良い色だと思いますが、汚れを落とすとなるとクリーナーである程度は綺麗になりますが、アジもとれてしまうと感じる人もいるかもしれないです。当然クリーナーを使うと元の色味と変わるでしょう。
この辺りにナーバスな人は特に、ワークブーツとして濃い色味を選択するのが得策かもしれませんね。
それでもこのバーラップエクスプローラーがいい!っていうならWESCO社としては製造しますけど後は自己責任でお願いします。
ワークブーツを製造している会社ですからスタンダードで黒や茶色をご用意していますしお薦めもします。が、カスタムの幅としてこういうカラーも要望があればお造りしますよってことです。当然汚れは目立ちます。
メンテナンスはというと他のレザーと同じに考えてください。
ボク等はビーオイルを変色は気にせず入れています。
上の画像の向かって左がそのまま何もしていないブーツ、右にはビーオイルを薄く塗り延ばしています。ちなみにビーオイルは乾いています。
ビーオイルが乾くとボクにはそんなに大差ない様に思えるんですが、見る人によっては『色が違う!』と感じる人もいるかもです。
下の画像はビーオイルを塗った直後です。塗ってすぐは色濃くなります。暫くして乾いてくると濃さはとれてきますが、それでも元通りとまではいかないです。
全体的に汚れてきたところでビーオイルを入れると更に濃く感じるでしょう。
革には乾燥は大敵!となるとメンテナンスは最低限必要です。
ん〜扱いにくいレザーカラーです。
でもなぜか魅かれてしまうカラーです。困ったもんです。

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posted by Wesco Maeda at 09:29| 東京 ☀| Wesco Boots. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月25日

FALSE TONGUES販売中!

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以前も紹介しました"フォルスタン"ですが、単体でも購入可能です。
WESCO社のレースブーツに標準装備されるこの"フォルスタン"はWESCOレースブーツのアイコンになっていると思いますが、これは装飾品ではなくれっきとした実用的なパーツです。
"フォルスタン"を取り付けることにより気密性を高め作業時の泥や木屑、小石等の侵入を防ぎ、ガセットを守る役割を果たしています。
とはいえ、お好みで取り外すことも可能です。
痛み易いパーツといえるでしょうから、定期的に交換をお勧めしています。6"~8"インチハイトではショートを、それ以上のハイトの場合はロングをお選びください。
ちなみに"フォルスタン"のカラーはバンプ(つま先)の色と揃っています。これを取り替えるとご自分で出来る2トーンカスタムになりますね!

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上部画像の色以外にも現在オーダー頂ける革の分だけカラーをご用意しています。
全国のディーラーもしくは直営店にて購入いただけます。
価格1,890円(税込)
お近くに販売店が無い場合はこちらまで!


CYCLEMAN ONLINE SHOP
http://cycleman.shop-pro.jp/
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2009年07月21日

アウトソールのステッチ その1

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WESCOブーツの最大の特徴はというとステッチダウン製法が一番に挙げられると思います。
アウトソール周りを走る00番手の極太の糸にはたっぷりと固形の蝋が染み込みながらミッドソールはもちろんのことラバーソールの底まで貫通しています。
これによりソールの剥がれはまずあり得ないというレベルに引き上げられます。
また上記画像の2本に縫われた白い糸がWESCOのアイコンにもなっていると思います。
ちなみに下記の画像はというとアウトソールのステッチは1本となっています。
ソールによって縫い分けています。
説明すると、#1010ソールやその他の一体式ソールは踵だけの交換が出来ず、常にオールソール交換となります。
一体式ソールは分離式のソールより耐摩耗性では1歩譲るといえるでしょう。
このことからオールソール交換のサイクルが若干短くなります。
オールソール交換ではステッチを抜いての作業となります。
そうなるとアウトソールのアッパーの縫いしろ部分を2本縫っていることによってこの部分にダメージを及ぼすと考えられます。ダメージによってはリビルドが必要となり大掛かりな修理となりますからなるべくこの部分には負担をかけたくないのです。
ソール剥がれの強度的には1本で縫う分、2本で縫うより余計に、ちなみに踵まで完全に一周ステッチを走らせていますのでご安心ください。(ソールによって若干縫い方を変えていますが強度は十分といえます)
アウトソールのステッチングに関しては別の機会にもう少し解説していこうと思います!

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WESCO JAPAN リペア工房
〒577-0067 東大阪市高井田西1-1-17  
TEL 06-6783-6888
E-MAIL info@wescojapan.com
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2009年07月15日

STEEL TOE

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WESCOブーツは通常つま先には強化プラスチックのトゥキャップが熱成形にて装着されています。これにより形崩れが起きることはまず無いですしスチールトゥキャップを装着(鉄板を入れるなどとも言いますね)しなくても適度な強度を備えています。
また"TIMBER"のようにソフトトゥというつま先になにも補強材が入らないモデルもまります。もちろんWESCOブーツの場合、作業用途等にあわせてカスタムが可能ですからつま先部分をソフトトゥにすることやレザートゥキャップ装着等幅広く選択頂けるでしょう。
あなたがもし足元を挟まれる様な現場で作業するならスチールトゥキャップを装着することをお奨めします。
で、ここでは"STEEL TOE"そのものを紹介してみようと思います。
通常革と革の間に挟まれるのでなかなか実際に目にすることはないスチールトゥキャップですが、強度はというと1.2tまで規格によると耐久性があります。
上の画像が新品のスチールトゥキャップで、下の画像が使用者のつま先を守って随分経ったものです!もちろん使い回しする様なパーツではないです。あくまで参考に!

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posted by Wesco Maeda at 11:56| 東京 ☁| Wesco Boots. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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